犬が笑う、羊が笑う、賢いクジラは泣いている。

こんばんは。私です。

「月は本当に欠けているんだ。
と考えた事はありますか?。
それは幼い頃正しいと思っていて、少し大きくなったら間違いだと気が付いた。
それから長い長い時間が経って、その当たり前の正解に石を投げる時間がやってきたのです」

「花の美しさは枯れるからだ。
充分な時間土の中で物理的なエネルギーと、精神的な強い気持ちを蓄えて、時を待つ。
地上に出た時の美しさは、その時間と比例する。決して儚くなんかない、健康的な美だ。
それこそが生なんだ。純粋な喜びだ。
ただ、私達は知っている。
物事には終わりがある事を。その影に常に見え隠れする忘却を。
それが美しさの根源だとしたら、我々はなんと意地悪な生き物なのだろうね」

「頭の上から真っ直ぐにプレートが差し込まれて、右脳と左脳が離れてしまうみたいに、思考を結べない
そんな時、あなたは溺れているんです。
水は全ての源だ。そんなに間接的な意味合いでもなく。
どこどこまでも付いてくる、とても頑固だ。
しつこいなんて程度じゃない、あなたは水無しでは一日たりとも生きられないのだから。
だとしたら、次の夏休みまでには、きっと泳げるようになりたいね」

「犬は従う。それは安心であり、秩序であり、幸せであるだからだ。
誰かが言っていた正しさが、支持された後の、経つだけ経った時間の世界、思考の最果てに彼は存在する。
彼に価値はあるの?誰かが聞いた。
あるさ、きっとある。
それは、彼が決める事では無いのだから。
それは、周りが認める事なのだと
彼が、信じているからだ。
そのおかげで、犬は今日も安心して眠る事が出来る」

「大抵の物には色がある。赤かったり、薄かったり、濃かったり、寂しかったり。
色はつい出てしまうものだ。しかも、それは見る人によって違った色だったりもする。
メラニンがどうだとか言う人も居るが実はそれは間違いだ。
色は、あなた自身が映すのだから。」

「自分の手足が突然長くなったらどうだろう?
いつもより早く走れたり、力が強くなったりする。でもそんな事って、なかなか起きない。
大抵は、毎日毎日それなりに頑張って、気付いたら前より何となく成長している自分が居た、とかそんなのばっかりだ。
でもそれってそんなに悪い事でも無くてさ。
もしも、いきなり結果としてそれが現れたらどうだろう。
沢山人が死ぬだろうね、それこそ、この国だけでも、毎年5000人くらい?」

「羊は寂しくなんかない。いつも誰かと一緒に居るからだ。
いつも皆と一緒に歩いて、皆と一緒に逃げるんだ。
夜寝る時だって、誰かがいて、いつもモコモコしていて、温かい。
一緒に居るって事は、良い事なんだ。
羊は寂しくなんかない。」

地平線

「地平線を引いたのは誰だろう。
いつも真っ直ぐで、いや、何となく丸みを帯びていたりする。
そりゃあ、当たり前に僕だって地球が球体なんだって知っている。
でも、それは宇宙から見た場合の話で、僕から見れば果てしない地平が広がっているだけなんだ。
ただ、その認識の境界線はきちんと引いてあって、それが地平線。
地平線を引いたのは僕じゃないけど。」

クジラ

「いつも何となく眠かったのは、あなたのせいじゃない。
月曜日なんて、無くなってしまえば良いけど、無くなったら、今度は火曜日が悪者になるのかな。
お喋りな友人が無口な他人と変わるくらいの時間眠ったとしても、起きられる自信なんて無い。
結局は、いつもと同じ憂鬱を、いつも通りになぞるのだ。
センスが無い恋人が選んだカーテンが、なんだか気に入ってしまうみたいに慣れてしまえればなあ。
思いっきり泣ける大胆さがあれば、一変するのかもしれない。
でも、毎日はそんなに簡単ではないから、続くものだから、割り切れないのでしょう」

ではまた。