マリオネットの正しい褒め方

こんばんは。私です。

 

日常生活の中で、急にマリオネットを褒めなきゃいけない、でも褒める言葉が見付からない。
そんなシーン、よくありますよね。私は朝洗面台の前で歯を磨いている最中とかにあります。

 

踊る、踊るマリオネット。操る糸が時折怪しく煌めき手足が調和の取れた軌道を描く。
命なき人形が、糸を介してその体を依代に限られた命を輝かせる時間。
目が離せない。褒めたい。それを称賛したい。でも言葉が浮かばない、何も。そんな時。

 
 

マリオネットの方は「1」を、そうでない方は、「3」を押してください。
……ごめんなさいちょっとトリップしていました。

 
 

記事に戻りましょう。

 

さあ、そんな時の為、私があなた方へ褒め方をお教えしましょう。
飽きられないようにシンプルな例を2つだけご紹介します。
まるでコッペリアに恋する若き青年フランツのように、素直な気持ちで読みましょう。
先入観という常識の糸を断ち切って。

 
 

・キレてる
 既に魂が吹き込まれ、糸が切れて自分の意思で動いているように錯覚する程素晴らしいという意味です。
 初心者の方は「〇番! キレてる、キレてる」と応援すれば、審査員へのアピールへもなるでしょう。

 
 

・デカい
 兎に角人形が大きい、サイズがスゴいという意味です。
 サイズはイコール術者の力量とまでは言いませんが、大抵関節も多く操作が難しくなるものです。
 「〇番、おっきいよ~」、「〇番、顔がデカい!」「◯番! デカすぎて他が見えない!」などという使い方もします。

 
 

はい、簡単ですがこれでマリオネットの褒め方がわかりましたね。
さっそく明日からでも使っていただけると嬉しいです。
この記事は私のマリオネットと化したあなた方がマリオネットの観客と化すことで完成します。
微妙な感じのオチですがこれで終わりです。
効果が無かった方は口の横にマッキーで縦線を引き、自分もマリオネットの振りをすることで一気に距離を縮める裏技もあります。
ただし、マリオネットと仲良くなれても人間との距離が遠ざかる危険のある諸刃の剣ですのでご注意ください。
ではまた。